
社外の人も読める社内報『タグチ通信』で核となっているのは、巻頭特集。
創刊当時からどのように作られているのか?
タグチ通信編集部が編集長に直撃インタビューしてみました。
編集長、10周年おめでとうございます。 特集のネタ、切れないですねえ。
ありがとうございます! 視点を変えればいくらでもネタは社内に転がっています。なにせ、変化の激しいタグチなので。ネタが尽きないのも正直なところ。
ページ数もけっこう変動しています。
そうですね。創刊時は12ページ。一時20ページまで増えてここのところ16ページで落ち着いてます。総ページ数の増減はあっても、巻頭に特集を配置する構成は創刊号から変わっていませんよ。

雑誌みたいですよね。
そう! 冒頭で読者をひっぱりこむこの特集主義的な構成は雑誌の常套手段なんですよね。創刊当時は私ともう一人の社外編集者のAさんと2人ぼっちで編集会議をしてました。私が会社としてまだ掘り下げていないテーマをまずはネタ出し。「バケットランド」「製造」「設計」とか「女子」とか(笑)。社員が知りたいと思っていそうなテーマを選びます。そうすると、Aさんがよくわからない企画を考えてくるんですね。
よくわからない企画ですか。
「なるほど、それはそのまま紹介しても面白くないからさ、というかタグチ通信として切り取るならこうじゃない?」と特集の骨格となるタグ通風味の味付けを考えてくれるんです。溶接の仕事を紹介したかったのに、特集になったの「溶接マンのためのストレッチ」ですからね。でも結果、あぁ、そういう仕事なんだ、と楽しく読んでたら知らず知らずのうちに知ってもらえるというか。

タグチ通信として……というのは?
最初からこうしようとか思惑や構想があったわけじゃないんですけど。数号を出したあたりで「ああ、これがこの冊子のスタイルなんだな」と気づいてきたのを憶えています。タグチの美学(vol.6)のあたりでそれが分かってきたかな。
今後も特集主義は変わりなく?
そうですね。プロのクリエイターと本気の誌面作りをして、本気すぎる誌面作りで社員を笑わせる……というのも特集制作におけるこだわりのひとつかも。これからも読み手である社員さんが「は~なるほどね~!」と膝を打つような特集を作っていきたいと思います。
巻頭特集一覧
このまま本屋で売れるようなクオリティ。やりたいようにやってます!

特集内容 | 部数 | |
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vol.1 | 巨大ロボットがお台場にやって来た! | 4,500 |
vol.2 | ルポルタージュ/巨大ロボットはいかにして誕生したか。 | 6,000 |
vol.3 | 創業者・田口武男 The beginning of TAGUCHI | 4,000 |
vol.4 | WHAT IS “HOSEMAN”? | 4,000 |
vol.5 | 「たかが道具、されど道具なのよ」の道具特集 | 3,000 |
vol.6 | 美学があって何が悪い? | 4,000 |
vol.7 | TAGUCHiグループ刷新会議 事業仕分け | 4,000 |
vol.8 | タグチ、宇宙へ行くってよ。 | 5,000 |
vol.9 | 誰しも入社1年目がある。そしてわたしにも、それがあった。 | 5,000 |
vol.10 | バケットランドへようこそ! | 5,000 |
vol.11 | TAGUCHiので〜れえ〜ガールズ。 | 5,000 |
vol.12 | 環境展、その舞台裏。 | 4,000 |
vol.13 | 溶接マンを救うストレッチ | 3,500 |
別冊① | グッドデザイン賞受賞記念特別号 | 8,000 |
vol.14 | CUTTER PERFECT BOOK | 4,500 |
vol.15 | 特許のココロ。 | 3,000 |
vol.16 | 岡山ピンポン革命 | 3,000 |
vol.17 | タグチ、宇宙へ行くってよ。第二弾 | 3,000 |
別冊② | リクルート特別号 | 1,000 |
vol.18 | 君はバケットランドを知っているか? | 3,500 |
vol.19 | 誰しも入社1年目がある。そしてわたしにも、それがあった。PART2 | 3,500 |
vol.20 | 採用戦線、異状なし! | 3,200 |
vol.21 | タグチ本社屋 リ・クリエイト大作戦 | 3,200 |
vol.22 | カッター進化論 | 4,000 |
vol.23 | ザ・解体新書 | 4,000 |
vol.24 | 開発設計部のベールを剥ぐ! | 4,000 |
vol.25 | スタジオ「SITE V」徹底ガイド | 3,500 |
vol.26 | 設計マン、営業マンのためのストレッチ&エクササイズ | 3,500 |